証券口座の開設や入金といった「準備」が整った後の、具体的な実践フローを4つのステップに分けて解説します。
1. 銘柄選び(分析とリサーチ)
まずは「何を買うか」を決めるフェーズです。
スクリーニング(絞り込み): 「売上高が伸びている」「配当利回りが○%以上」などの条件で、数千ある企業から候補を探します。
ファンダメンタルズ分析: 企業の財務諸表を読み、**PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)**などの指標から、現在の株価が本来の価値に対して「割安か、割高か」を判断します。
テクニカル分析: 株価チャートの動きを見て、上昇トレンドにあるか、あるいは売られすぎの状態かを確認します。
2. 発注・約定(買い注文)
ターゲットが決まったら、実際に注文を出します。
注文方法の選択: * 指値(さしね): 「1,000円で買いたい」と価格を指定します。安く買える可能性がありますが、その価格まで下がらないと買えません。
成行(なりゆき): 価格を指定せず「今すぐ」買います。即座に買えますが、予想より高い価格で成立するリスクがあります。
数量の決定: 日本の個別株は通常**100株単位(単元株)**での購入ですが、証券会社によっては1株から買える「単元未満株」サービスもあります。
約定(完了): 買い注文が市場の売り注文と一致すると「約定」し、正式に株を保有することになります。
3. 保有・管理(モニタリング)
買った株を放っておくのではなく、定期的に状態を確認します。
決算発表のチェック: 3ヶ月に一度の決算で、業績が予想通りか確認します。シナリオが崩れていないかを見極める重要なタイミングです。
配当金・株主優待の受取: 権利確定日まで保有していれば、数ヶ月後に配当金が振り込まれたり、優待品が届いたりします。
ニュースの監視: その企業だけでなく、業界全体の動向や為替、金利の動きなど、株価に影響を与える外部要因を追います。
4. 売却(利益確定・損切り)
投資のゴール(出口)を決めます。
利益確定(利確): 「株価が目標の20%上がった」「十分な配当をもらった」など、利益が出ている状態で売却します。
損切り(ロスカット): 「株価が買値から10%下がった」「業績悪化で投資理由がなくなった」など、損失を最小限に抑えるために、潔く負けを認めて売却します。
💡 アドバイス 多くの投資家が失敗するのは「いつ売るか」を決めていないケースです。買う瞬間に、**「いくらになったら売るか(上も下も)」**を決めておくだけで、感情に左右されない安定した運用がしやすくなります。


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